日帰り白内障手術

  • 白内障相談受付時間

当院の白内障手術

当院では白内障手術を「日帰り」で行っております。 患者さんにゆったりと手術に臨んで 頂くために、現在、火曜1例、木曜3例 ずつの週4例を基本におこなっております。

最近では高齢になっても趣味や仕事を持ち続けている方も多く、内科的に心配な疾患がなければ90代の方でも手術は充分可能です。当院での過去最高年齢は95歳の方でした。

手術は予約制となっております。手術についてのご相談は上記の時間帯で受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

日帰りの手術が適応にならない場合、入院設備のある病院をご紹介しております。

白内障とは
白内障とは白内障は白髪と同じで、年をとるといずれは全員がなります。

白内障は眼の中の水晶体と呼ばれる場所が濁ることにより起こります。簡単に言うとカメラのレンズが濁るようなものです。

本来透明な水晶体が濁ると、光が眼底に入りにくくなり網膜に像を結ぶ働きが弱くなります。このために「かすむ」「見えにくい」「光がまぶしい」「2重3重に見える」という症状が現れます。水晶体のにごり方はさまざまで、白内障と言われてもすぐに手術が必要になる方はごくまれです。

手術にあたって

手術は日帰り手術になりますので、必ずしも全員受けられるとは限りません。

短時間で済む手術であっても手術後は入院するか自宅で静養するかの違いだけであり、
下記の条件を満たしていなければ日帰り手術の適応となりません。

1 全身状態に問題が無い。
(検診結果を持参していただくか、もしくは、主治医へ体調確認のお手紙を渡していただくことがあります)
2 日常生活において介助無・介護の必要が少なく、ほぼ自分で身の回りのことができる。
3 手術後の帰宅時及び、翌日の来院に付き添える家族または知人がいる。
(眼帯がついている間は、お一人ですと足元が危険なため)
4 手術直後の頻繁な来院に支障がない。
(手術後、2~3日は車等の運転が出来ません。
また視力検査の結果0.7以上ない方はメガネの調整後に運転可能となります。)
5 定期的に診察を受けられる。
6 手術後、3ヶ月間はきちんと点眼ができる。

手術前後の来院日程

当院での手術前後の来院日程は以下のようになります。

手術後の眼の状態により変更になる場合もあります。医師の指示に従って来院してください。

手術日の決定 医師の診察の後に看護師が必要事項をお聞きし、血圧測定後にご本人、またはご家族の方と相談の上日程を決めます。
手術1週間前 火・水曜日に予約制で術前検査を行います。手術当日の来院時間・持ち物等、手術に関する細かい説明をします。
手術当日 (送迎が必要になります。)
手術翌日 予約制(送迎が必要になります。)診察後に手術後の注意事項を説明いたします。
手術翌々日 車の運転は出来ませんが、お一人での来院は可能です。診察の前に視力検査を受けていただきます。
手術3~4日後 前日の視力検査で視力が0.7以上ない方は車の運転は出来ません。
手術1週間後 受診
手術2週間後 受診
手術1ヵ月後 受診
手術2ヵ月後 受診
3ヵ月後 受診
手術の方法
白内障手術当院では水晶体再建術と眼内レンズ挿入術を行っております。

これは白目と黒目の境に3~5mm位の創を作り、そこから細いストローのようなものを入れ、掃除機で吸い出す様に濁った水晶体を吸い取り、眼内レンズを入れる方法です。

本来透明な水晶体がにごると、光が眼底に入りにくくなり網膜に像を結ぶ働きが弱くなります。このために「かすむ」「見えにくい」「光がまぶしい」「2重3重に見える」という症状が現れます。水晶体のにごり方はさまざまで、白内障と言われてもすぐに手術が必要になる方はごくまれです。
眼内レンズ
白内障眼内レンズ当院では手術前の検査データーに基づき、医師が適切なレンズを選定いたします。

眼内レンズはプラスチック製・シリコン製・アクリル製など様々なタイプがあります。

白内障手術では、濁った水晶体を取り除いた後、この代わりとなる眼内レンズを挿入します。眼内レンズは一度挿入すると半永久的に使用できます。ただし、伸び縮みできないのでピントが1ヶ所にしか合いません。従って手元を良く見たいか、遠方を良く見ることを重視したいか、患者さんが自分の生活スタイルに合わせて、選ぶ必要があります。

手元を重視すれば遠方を明瞭に見る遠用眼鏡、遠方を重視すれば手元を明瞭に見る近用眼鏡(老眼鏡)が必要になるため、手術後もたいていは一つ眼鏡が必要になると、お考え下さい。

メガネ合わせは手術後視力が安定する1ヵ月後が目安になります。